bleak rain 新しい季節 冷たい雨 けぶる街並みに 君を探した  ひそやかに芽吹く 仄甘い痛み 気がつけば 君の欠片 心に積もる 語られぬ想いの先に 降りやまぬ雫の子守唄 やがて涙に変わっても 白い吐息は君の名を象る 廻りくる季節 止まない雨 胸に焼きついた 君との時間 ぬくもりを残す 指先切なく このままで居たい そっと 呟いた声 見上げる雲の隙間にも  いつか光は射すのだろうか 閉じ込められた言葉達 ひとつひとつと君に届けにゆこう 涙がやがて乾いたら そこに光は降り注ぐだろう 輝く白い冬の朝 笑顔で君とまた出逢えますように 移りゆく季節 君に逢いたい